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●小児癌(がん)予防にはマルチビタミンがお奨め!!:
「妊娠中にマルチビタミン(葉酸入りタイプ)を摂取すると、生まれてくる子供の小児癌予防になる」と最新の研究が報じた。
今日の米国では、毎年実に一万人近い子供(15歳以下)が癌であると新たに診断されている。今回の研究では、妊娠中のマルチビタミン摂取による新生児への効果に関する61件の研究から、有効であると思われる7件を精査した。その結果、葉酸入りタイプのマルチビタミンを妊娠時に摂取していた母親から生まれた子供は、摂取していなかった母親から生まれた子供と比較すると脳腫瘍の罹患率が18%、白血病の罹患率が36%、神経芽細胞腫[1]
の罹患率が47%、それぞれ低かった。また、マルチビタミンのサプリメンテーションを国内の妊婦全員に実施すれば、少なくとも毎年900例の小児白血病と300例の小児脳腫瘍を予防できると研究者たちは見積もっている。
ただ、妊娠後期からマルチビタミンを摂取しても大きな効果は期待できない。研究者たちは、妊娠初期或いは妊娠前からの継続的な摂取を勧めている。
[1]
小児脳腫瘍、白血病と並び、子供の腫瘍としては年齢にかかわらず最も多い悪性腫瘍。
副腎や背骨の左右に分布する交感神経節より発生する。
REFERENCES
*Karen Barrow. Prenatal vitamins may protect against childhood
cancer.
(Aug. 2007). Healthology, Retrieved Aug. 19, 2007,
From http://www.healthology.com/cancer/cancer-prevention
*伊藤正男・井村裕夫・高久史麿
『医学書院 医学大辞典』 東京:医学書院,2003年.
●癌(がん)対策の名コンビ:
これまでの研究では骨の形成や骨粗鬆(しょう)症の予防などに有効であるとされてきたカルシウムとビタミンDの摂取だが、最近の研究によるとこのコンビの摂取は癌(皮膚癌を除く)の予防にも効果があるとのことだ。
研究では、健康体であると診断された55歳以上の白人女性1,180名に、カルシウム(炭酸カルシウム中の1,500mgまたはクエン酸カルシウム中の1,400mgのいずれか)、同量のカルシウムと1,000IUのビタミンD、或いは偽薬を、毎日4年間摂取させた。研究終了後、研究者たちは研究開始後1年以内に癌を発病した被験者たちのデータを除外した。これは、研究開始以前に癌細胞が形成されていたが診断では判明しなかった可能性を考慮したためである。その結果、カルシウムのみを摂取していた被験者は、偽薬を摂取していた被験者よりも癌の罹病率が47%低減、そしてカルシウムとビタミンDをコンビで摂取していた被験者は77%も罹病率が低減していたのである。
この結果を支持する専門医の一人は、ビタミンDに関する研究結果はこれまで統一性に乏しかったことに触れ、以前のビタミンD推奨摂取量[400IU/日]は少量過ぎて効果が疑わしいが、今回の研究では摂取量を[1,000IU/日]と定めたためにこれだけ顕著な数字が確認されたのであろうと述べている。
REFERENCES
*Joan M Lappe, and others. (Jun. 2007). Vitamin D and calcium
supplementation reduces cancer risk: results of a randomized trial. American
Journal of Clinical Nutrition,
Retrieved Aug. 19, 2007, From http://www.ajcn.org/cgi/content/abstract/85/6/1586
*伊藤正男・井村裕夫・高久史麿
『医学書院 医学大辞典』 東京:医学書院,2003年.

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